2025年10月21日
2025年10月21日
初心者でも安心!WordPressのセキュリティ対策、最初の一歩
WordPressでブログやサイトを運営している方、セキュリティって気になりますよね。実は、WordPressは世界中で使われているからこそ、悪意のある攻撃者から狙われやすいんです。
「セキュリティ対策って難しそう…」と思われるかもしれませんが、基本さえ押さえておけば大丈夫。今回は、WordPress初心者の方に向けて、なぜセキュリティが大切なのか、そしてまず何をすべきかをお話しします。
セキュリティ対策、本当に必要?
結論から言うと、絶対に必要です。対策をしないまま放置していると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。
たとえば、ある日突然サイトの内容が勝手に書き換えられていたり、変なリンクが追加されていたりすることも。最悪の場合、訪問者を詐欺サイトに誘導してしまう可能性だってあるんです。
他にも、お問い合わせフォームから集めた顧客情報が流出したり、知らないうちにサイトがウイルスに感染して他のサイトへの攻撃に使われたり…。考えただけでゾッとしますよね。
さらに困るのが、Googleからの評価が下がってしまうこと。検索結果の上位に表示されていたサイトが、セキュリティの問題で一気に圏外に飛ばされることもあります。
こうした被害は、単にサイトが壊れるだけでなく、築き上げてきた信頼を失うことにも繋がります。特にビジネスで使っている場合、金銭的な損失も避けられません。
だからこそ、WordPressを使うなら、セキュリティ対策は必須。難しく考える必要はありませんが、基本的な対策だけはしっかり押さえておきましょう。

なぜWordPressは攻撃者に狙われやすいのか
「自分のサイトなんて誰も狙わないでしょ」と思っていませんか?実は、WordPressを使っているというだけで、攻撃の対象になる可能性があるんです。
その最大の理由は、WordPressの人気の高さ。W3Techsという調査機関のデータによれば、2025年10月の時点で、なんと世界中のウェブサイトの43.2%がWordPressで作られているそうです。
攻撃者の立場で考えてみてください。マイナーなシステムよりも、たくさんの人が使っているシステムの方が、一度弱点を見つければ大量のサイトを狙えますよね。効率が良いんです。だから、WordPressは格好の標的になってしまうわけです。
もう一つの理由は、WordPressがオープンソースであること。つまり、誰でもプログラムの中身を自由に見られるんです。これ自体は悪いことではないのですが、悪意のある人が弱点を探すのも簡単になってしまうという側面があります。
初心者がまずやるべき基本のセキュリティ対策7選
「じゃあ、具体的に何をすればいいの?」という声が聞こえてきそうですね。安心してください。難しい知識がなくても実践できる対策を、7つピックアップしました。

1. アップデートはこまめに
これ、本当に基本中の基本です。WordPress本体はもちろん、プラグインやテーマも、定期的に更新プログラムが配信されます。
なぜアップデートが大事かというと、新しいバージョンには、見つかった弱点を修正するためのプログラムが含まれているから。古いバージョンのまま使い続けていると、「ここに穴が開いてますよ」と教えているようなものなんです。
管理画面に「更新してください」という通知が出たら、面倒がらずにすぐ対応しましょう。これだけで、かなりのリスクを減らせます。
2. パスワードは「強力」に
「password123」とか「自分の誕生日」なんて使っていませんよね?こういった簡単なパスワードは、攻撃者が片っ端から試していく「総当たり攻撃」で、あっという間に破られてしまいます。
理想的なパスワードは、大文字と小文字、数字、記号(!や#など)をミックスした、できるだけ長いもの。「覚えられない…」という方は、パスワード管理アプリを使うのがおすすめです。一度設定してしまえば、自分で覚える必要もありません。
3. ログインページのURLを変える
WordPressは、初期設定のままだと「あなたのサイトのURL/wp-login.php」でログイン画面にアクセスできます。でも、これって攻撃者も知っているんです。
セキュリティ系のプラグインを使えば、このログインURLを好きなものに変更できます。「/my-secret-login」みたいな、自分だけが知っているURLにしておけば、そもそもログイン画面を見つけられないので安心ですよね。
4. 二段階認証で二重ロック
最近では、銀行やSNSでも当たり前になってきた二段階認証。これをWordPressにも設定しましょう。
パスワードだけでなく、スマホのアプリで表示される数字も入力しないとログインできない仕組みです。たとえパスワードが漏れても、スマホを持っていない第三者はログインできないので、かなり安全性が高まります。
5. 使っていないプラグインやテーマは削除
「いつか使うかも」と思って、無効化したプラグインやテーマをそのままにしていませんか?実は、これも危険なんです。
無効化していても、ファイル自体がサーバーに残っていれば、そこから攻撃される可能性があります。使う予定がないなら、思い切って削除してしまいましょう。サイトもスッキリします。
6. バックアップは「保険」
どんなに対策しても、100%安全とは言い切れません。だからこそ、定期的なバックアップが大切です。
もしサイトが攻撃されても、バックアップがあれば元の状態に戻せます。レンタルサーバーの自動バックアップ機能を使うか、バックアップ専用のプラグインを入れておくと安心です。週に一度くらいのペースで取得しておくといいでしょう。
7. セキュリティプラグインで総合ガード
最後に、セキュリティ専門のプラグインを入れておくことをおすすめします。
これ一つで、不正なアクセスをブロックしたり、怪しいファイルがないかスキャンしたり、ログイン履歴をチェックしたりと、さまざまな防御機能を一気に使えるようになります。「Wordfence」や「iThemes Security」などが有名ですね。
初心者の方なら、まずはこうしたプラグインを入れて、基本設定を有効にしておくだけでも、セキュリティレベルがグッと上がりますよ。
セキュリティ対策は「やりっぱなし」じゃダメ

ここまで読んで「よし、今日全部やっておこう!」と思った方、素晴らしいです。でも、一つだけ覚えておいてほしいことがあります。
セキュリティ対策って、一度やったら終わりじゃないんです。
残念ながら、攻撃の手口は日々進化しています。今日は安全でも、来月には新しい脅威が現れるかもしれません。だからこそ、定期的にチェックして、必要に応じて対策を見直していくことが大切なんですね。
とはいえ、最初から完璧を目指す必要はありません。まずは今回ご紹介した7つの基本対策から始めてみてください。これだけでも、何もしていない状態と比べれば、サイトの安全性は格段に上がります。
一人で悩まず、専門家の力も借りよう
「やっぱり自分には難しそう…」
「時間がなくて手が回らない…」
そう感じた方は、無理に全部自分でやろうとしなくて大丈夫です。専門家に相談するという選択肢もあります。プロの目でチェックしてもらえば、見落としていたリスクも見つかりますし、より高度な対策も可能になります。
まずは現状を知ることから

「うちのサイト、今どのくらい安全なんだろう?」
そんな疑問を持った方は、まずセキュリティ診断を受けてみるのもいいかもしれません。最近では、30秒ほどでサイトの安全性をチェックできる無料診断サービスもあります。暗号化の設定やプラグインの脆弱性、情報漏れのリスクなど、気になるポイントを一通り確認できます。
WordPressセキュリティ診断 https://rescue-wordpress.com
実は、毎日100サイト以上がハッキングの被害に遭っているという現実があります。「まさか自分のサイトが狙われるなんて」と思っていても、被害は突然やってきます。
早めに問題を見つけて対処しておけば、大きなトラブルを未然に防げます。まずは自分のサイトの「健康診断」から始めてみませんか?
WordPressは素晴らしいツールですが、使う以上はセキュリティとしっかり向き合う必要があります。でも、身構える必要はありません。できることから一つずつ、確実に積み重ねていけば大丈夫。あなたのサイトを守れるのは、あなた自身です。今日からさっそく、始めてみましょう。