ブラックハットSEO(外部施策)
ブラックハットにはどういう物があるか?
ブラックハット施策は自分のサイト外で行う施策と書きましたが、実際にどのような物かをこれから挙げていきます。
目次
オウンドメディア
これは自分のサイトの一部を外部の別のドメインに分割させ、そこで自社の名前を使った記事やブログを掲載し、自分の見てもらいたいサイトの力を強めるという方法です。
普通なら、一つのサイト内でブログや記事などは完結されますが、そうしてしまうと同じドメイン内では検索会社の検索結果一つ分の検索結果しか出てきません。
それを避けるために別ドメインで記事を書き、また別のドメインでブログを書くことによって、検索結果に幅が生まれ、自分の会社のページの力を何倍にすることが出来るというわけです。
こういった導線を広げると言った形のオウンドメディア施策は、大企業だけでは無く、中小企業でも行われるようになって来ています。
また、こういったサイトは、他人に委ねてしまうと言うのも一つの手です。何より労力も減りますし、書き手が同じであるとその書き癖から検索会社から同一サイトとみられてしまう可能性もあります。
不特定多数の人にメインのサイトを触らせるのセキュリティの面でよくありません。もちろん監督は必要ですが、オウンドメディアは他人に外注してみるのも一つの手です。
サテライトサイト
直訳すると衛星サイトです。メインサイト(施策対象サイト)にに対応させた、周囲に配置するウェブサイト群の事を指します。サテライトサイトは、通常 30~1,000 サイトなど、多くのウェブサイトを制作し、公開します。
サテライトサイトは、もちろんドメイン名が違う物をそれぞれに用意します。
サテライトサイトの効用は、大きく 2 つの目的があります。
メインサイトで拾いきれない検索ボリュームを拾い、メインサイトへ誘導すること。
メインサイトへ被リンクを向ける事により、メインサイトのドメインパワーの向上を狙うこと。
例えるならば、メインサイトにアンテナ(リンクを)を向けた、小さなサイトと言ったところでしょうか。そして一つの力は小さいですがアンテナを多く重ねることで本体の力を強める働きがあります。
ではどういったワードで本体のサイトを強めれば良いのか、次に挙げていきます。
検索ボリュームを拾う
どのような言葉を検索されたときに、サイトが検索結果に出ると嬉しいかと言えば、広義の言葉、広い概念を覆うような言葉で検索が引っかかる様になれば、ヒットの大幅な増加が見込めます。
しかしそういった言葉はすでに大手に抑えられてしまっているので、これから乗り込むにはとても多くの力が必要です。こういった広い言葉はビックワードと呼ばれ、日々激しい競争が繰り広げられています。
これに対し、狭い言葉、新しい言葉などは、まだ未開拓の領域が多く、狙い目と言えるでしょう。こういった言葉はスモールワードと呼ばれ、穏やかな競争が起きている状況です。
被リンクサイト
100のサテライトサイトにそれぞれ被リンクが20ほどあったとします。
これを全て本体のサイトにつなげれば大幅な本体サイトのパワーアップが望めます。
また、ドメインの力については、DR(ドメインレーティング)という指標で測ることが出来ます。
これはAhrefs社という民間会社が出す指標なのですが、このサイトで簡単に測ることが出来ます。
これがサテライト前と後で数値が上がっていたならば、サテライトサイト施策は成功です。
20近く上がるだけで、大幅の検索結果の上昇が見込めます。
また、比較対象となるサイトのDRも見ることが出来ますので、ぜひ活用して、さまざまなサイトの実力を計って、どれだけ自分のサイトの力を上げれば良いのかなどの指標にして見てください。
外部リンク施策
これは、自分の運営していないサイトにリンクをしてもらう施策となっております。
どのようにすればリンクがもらえるかは内部施策とあまり変わりありません。
価値あるサイト有用なサイトを作り、その努力が認めてもらえれば、リンクが張られますし、コーポレートサイトや各種企業サイトと相互リンクできれば、ページが閲覧される回数も増え、こちらの検索結果も上昇します。
アライアンス
またアライアンス(同盟)というサイト展開もあります。
これは競争するのでは無く、各種競合会社と相互リンクを張り合ってたがいの力を高めていくという戦略です。
同盟で1~3位の検索結果を得れば閲覧率の80%を占めることが出来ると言われていますので、働きかけてみるのも良いでしょう。
またリンク、被リンクの世界ではカルテルという物は今のところ(2024年12月)存在しないなので、これは合法行為であることも付け加えておきます。
被リンク購入
こちらはお金を払ってリンクをしてもらう施策となっております。現状(2024年12月現在)有効な施策となっておりますが、倫理的に問題があると避ける人もおられるでしょう。
また露呈した場合にはペナルティが科される場合があるので、積極的におすすめは出来ない施策です。
またペナルティを狙って、目標相手のサイトにこの被リンク購入したリンク(特に信用のおけないリンク)を貼る逆SEOといわれる施策に使われる場合があります。
SEO施策で不当に価値が毀損されてるなと感じた方はこの攻撃を受けているかもしれませんので留意してください。
信頼性のある被リンク購入法
前とは反対に信頼性のある被リンクを購入する方法があります。例えば、求職を求めている会社が外部の信頼できる求人サイト宣伝を出す行為などです。
これも一概に広く宣伝しているから安心というわけではないので目利きの力が必要です。
またインターネット空間の法整備は遅れているので、何がホワイトでブラックかいまだに把握できないグレーゾーンが多く、それぞれの判断が求められます。
スパムリンク施策
これはスパムを作って他の人気サイトのページを改ざんし、勝手に自社のリンクを張るという行為で、全く推奨は出来ませんが参考までに書き記しておきます。
更新履歴
第1稿投稿 2025年1月10日 16時00分(コンテンツアップ)
記事作成者
著者:大久保康朗
監修・校正:中澤祐樹