ネームサーバーではどのようなソフトウェアが使われているか
ネームサーバーは何で動いているか
サーバーもマシン(ハード)ですから、それを動かすソフトが必要です。当然ながらネームサーバーにも対応したソフトが必要です。
各種サーバーによって使われるソフトウェアは全く異なるのですが、ネームサーバーで使われるのは、BIND(オープンソース)、NDS(オープンソース)、PowerDNS(オープンソース)、Unbound(オープンソース)、DNS Server(マイクロソフト)などが挙げられます。
ここでは様々あるネームサーバーのソフトウェアについてざっくりと解説いたします。また、ここで説明するソフトウェアは、権威サーバーとキャッシュサーバーどちらでも使えるソフトウェアを紹介しております。
権威サーバーとキャッシュサーバーについては、こちらをごらんください。
目次
BIND
BINDは現行(2024年11月現在)BIND9が利用されてます。
歴史あるソフトウェアで利用者も多く、技術も錬磨されており、web上でもさまざまなテクニックが参照できるソフトウェアとなっております。
反対に広く使われているため、攻撃される頻度も高く、脆弱性を抱えてしまっている点は注意が必要です。またコマンドプロンプト上で操作しなければならないため、視覚的にサーバーの状況を捉えられないなどの欠点もあります。
NDS
高速で動作し、BINDとも幾分互換性があります。また堅牢なシステムで、脆弱性はあまりありません。
反対に日本語のマニュアルが無かったり、手作業でアップデートする必要があったり、BINDと同じようにコマンドプロンプト上で作業をしなければならなかったりなど、煩雑性があるのが欠点です。
PowerDNS
堅牢なシステムで、BINDの設定をそのまま使えたり、グラフィカルインターフェースを採用し、視覚的にサーバーの状態を捉えられたりする、最近人気の出てきたソフトウェアです。
反対に、これらの長所を生かすにはかなりの知識と技量が必要になるソフトウェアと言えます。
DNS Server
この中では唯一オープンソースソフトウェアでは無いマイクロソフトのDNS用のソフトウェアです。普通のWINDOWS Serverに既に入っているソフトウェアとなっています。
更新履歴
第1稿投稿 2025年1月16日 15時30分(コンテンツアップ)
記事作成者
著者:大久保康朗
監修・校正:中澤祐樹