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DNSレコードの設定の方法(初級編、AレコードとMXレコード)

はじめに

 DNSは、「Domain Name System:ドメインネームシステム」の略称で、ネームサーバーのことです。
ネームサーバーは、ドメイン名を管理しており、たとえば特定のWebページをドメイン名を入力することで開く際は、ネームサーバーにコンピューターがまずドメイン名を問い合わせて、ネームサーバーが対応するIPアドレスを答える事で、コンピューターがそのIPアドレスのページの情報を取得し、実際のWebページが閲覧出来る様になります。
つまり、ネームサーバーには、人にとって分かりやすいドメイン名と、コンピューターにとって分かりやすいIPアドレスを結びつける役割があります。
基礎的なおさらいはここまでとします。
では、DNSレコードとは一体何か、次に見て行こうと思います。

DNSレコード

 DNSレコードとは権威サーバー(これもDNSサーバーの一種です。オーソリネーティブ・ネームサーバーといいます)の中にあり、ドメインとIPアドレスを繋げるためのデータや、さらに大きく、ドメイン名でどのサーバーを実際に動かすのか書いてあるデータなどをを保有しているレコードです。
それでは次に各レコードの種類を見て行きましょう。

Aレコード

 AレコードはメインのIPアドレスのデータを格納しているレコードです。
ultra-domain.jp. IN A 160.16.125.175
こんな感じで格納されています。これはドメイン名 「ultra-domain.jp」のIPアドレスは、「160.16.125.175」ですよ。という意味です。(IPアドレスは0から255までの有意数)

MXレコード

 MXレコードはメールサーバーにメールを送信する仕組みです。
ultra-domain.jp. IN MX 10 mail.ultra-domain.jp.
と言うように格納されます。
10という数字はそのメールの優先度を表し、基本的に数字が小さいものが優先度が高いです。
これは何を意味しているかというと、「xxxx@ultra-domain.jp」というメールアドレスから来るメールは、「mail.ultra-domain.jp」が配送しますという意味です。(xxxxは任意の英数字)
たとえばこの配送する「ultra-domain.jp」を仮にブロックしてしまえばxxxxに何が入ろうとも、「ultra-domain.jp」から来るメールをブロックすることが可能というわけです。

著者

初稿:2024年09月20日(金)14時30分
改稿第1稿更新 2024年09月24日(火)15時30分
改稿第2稿更新 2024年9月30日(月)10時10分
改稿第3稿更新 2024年10月3日(木)14時20分
執筆者;大久保康朗
監修校正:中澤祐樹

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